嫌なことがあって気分を変えたい時、大切な用事の前にメンタルを整えておきたい時、みなさんは何をしますか?
ゆっくりと深呼吸したり横になって目をつむったりすると落ち着くという人もいますが、短い時間では難しいですよね。
今回は、一瞬で気分を変えることができる「香り」の効果についてご紹介しましょう。

 

心は行動に影響する?メンタルコンディションが大切

アスリートは、一瞬の行動で競技人生が変わることもあります。
大切な大会の前に気分が落ち込んでいれば、持っている力を全て出し切ることはできません。
メンタルを整えることは、体力やスポーツの技術を鍛えることと同じくらい重要ですね。
心理学でも、気持ちの状態は行動に大きな影響を及ぼすことが分かっています。
気分が乗っていれば仕事や人間関係も上手くいくし、体調も良いでしょう。
反対に辛いことがあって気分が沈んでいれば、何もかも上手くいかなくなるものです。
気分が乗らないと良い結果が出せないのであれば、良い結果を出すために気分を上げよう!
この考え方を「メンタルコンディショニング」といいます。

何が気分を変える?五感の中で一番強いのは「嗅覚」

人は、視覚・触覚・味覚・聴覚・嗅覚の五感があります。
それぞれ脳に刺激を与え、情報を伝える大切な要素です。
この中で最も強いのが嗅覚であるといわれており、脳にダイレクトに作用することが分かっています。
鼻は脳にとても近い場所にあり、香りの情報が脳へ伝達するまでが早いので、他の感覚よりも強烈に感じるでしょう。
そのため、見たものや触ったもので気分を変えるより、香りによって気分を変える方が早くて効果的であるといわれています。

基本は好きな香りでOK!リラックスするハーブのアロマを使っても

気分を良くするために使うなら、自分が好きだと思う香りでOKです。
ハーブの香りにはそれぞれどんな気分になりやすいかが決まっていますが、好みでない香りを嗅ぐ必要はありません。
効能にこだわらず、自分が嗅ぎたい香り、お気に入りの香りを使ってみましょう。
香りは記憶とも密接に関わっているので、楽しかったり嬉しかったりした時に嗅いだ香りを使うのもおすすめです。
リラックスできるハーブはラベンダーやフランキンセンスで、鎮静作用があります。
試しに嗅いでみてリラックスできたら、ストレスを感じた時に嗅ぐためのアロマとして持ち歩くと良いでしょう。

 

心が疲れている、乱れていると感じた時は「香り」の力を利用してみてください。
目を閉じて好きな香りを嗅ぎ、深呼吸するだけで気持ちが整いますよ♪