髪が硬いと上手くスタイリングができなかったり、憧れのヘアスタイルにも挑戦できなかったりして何かと不便ですよね。
髪質は変えられないと諦めていませんか?
理想の髪質に少しでも近づくために、日々できることはたくさんあります。
今回は、ゴワつく髪の原因とその改善方法をご紹介します。

髪質の違いはなぜ出てしまうのか

髪を構成している成分の一つ、繊維状のたんぱく質でできている「コルテックス」という成分が多ければ多いほど髪質が太く、丈夫です。
また、髪の表面を覆っている「キューティクル」が厚いほど、髪質が硬くなります。
主にこの2つの成分が髪質を左右していますが、他にも遺伝の要素があると言われています。

髪が硬くなってしまう原因

・髪を乾かさない

ドライヤーで乾かさずにいると、キューティクルが開き、ゴワついてしまいます。
また、濡れた状態のままだと髪の内側から水分やたんぱく質が出てしまい、ゴワつきの原因にもなります。
自然乾燥ではなく、毎日しっかりと乾かすことが大切ですよ。

・ヘアアイロンを高温で使う

髪はある程度の熱に耐えられますが、ヘアアイロンは100度以上の高温で使用するためダメージの原因になります。
さらに、ヘアアイロンを同じ場所に何度もプレスすると、「ケラチン」と呼ばれるたんぱく質が熱により硬くなってしまいます。
ダメージを抑えるためにも、140度を目安に使用するのが良いでしょう。

・生活習慣による髪質の変化

不規則な生活やストレスなどは、髪のターンオーバーが乱れる原因となり髪質や地肌に悪影響です。
理想の髪質に近づけるためには、食事も重要です。
たんぱく質やビタミン、亜鉛などバランス良く栄養を摂ることで、髪の元となる栄養素をスムーズに届けることができるでしょう。

髪を柔らかくする方法

・シャンプーの見直し

市販のシャンプーの多くは洗浄力や刺激が強く、髪の油分を過剰に落としてしまうのでパサつきやすいです。
そこで、低刺激で髪に優しいアミノ酸系のシャンプーをオススメします。
アミノ酸系のシャンプーにはセラミドという成分が入っていて、髪の潤いを保ち、柔らかくしなやかな髪に導いてくれます。
アミノ酸系シャンプー以外にも、クセやうねりを整えてくれるシャンプーやゴワつきを抑えるシャンプーなどもあるので、髪質の悩みに合わせて選びましょう。

・ヘアオイルや流さないタイプのトリートメントを使う

お風呂から上がった後、ヘアオイルや洗い流さないトリートメントを使うと、髪の水分を保ってくれます。
熱から髪を保護する効果もあるので、乾かす前にしっかりとケアをしましょう。

 

理想の髪質を手に入れるためには、髪のケアだけでなく生活習慣にも気を遣う必要があります。
しかし、シャンプーを変えたりヘアオイルを使うだけでも、大きく髪質を変えられます。
ゴワつきの原因を理解し、できるところから少しずつ試してみましょう。